沿 革

沿 革
はじめに
くれよん工房の基となったのは、養護学校の親の会です。
昭和60年当時は、養護学校卒業生の進路を見ると重度の障害を持つ子はあまり明るい見通しがありませんでした。
このため、卒業後の行き先を自分たちの手で何とかしなくてはと作業所作りを始めました。
作業所を作るに当たり、我が子のためという限られた目的では広く一般の理解と協力が得られないと考え、親の会を改め、市民ボランティア団体として地域福祉の一端を担うことで、自分たちの子供を含む障害を持った人達のサービス向上につながればよいと考えました。
 また、作業場は、障害を持った人達だけの働く場ではなく、障害のある人も無い人も共に力を合わせて働き、社会参加をする「共に生きる場」を目指すこととしました。
作業は、いろいろな動きと工程があり、自分の仕事が何なのかわかりやすい作業として、菓子製造・販売としました。
指導者を置かないと決めたのも、他の作業所には無い特徴だと思います。幾つになっても指導を受ける身ということに疑問を感じ人生の先輩、後輩のような関係でいいのではないかと考えました。
 また、職場内のいじめ等、弱い立場の人達を守る方法としてボランティアなど誰もが出入りできるオープンな雰囲気作りに心掛けることとしました。
 これらのことは今でもくれよん工房の原点として受け継がれております。

〇1984年 「水戸飯富養護学校親の会」設立
〇1988年 樹脂粘土による手作りブローチ製作・販売開始
〇1991年 作業所設立準備会発足
〇1992年 会を改組。市民ボランティア団体「障害者を支える仲間たちくれよん工房」設立
〇1994年 手作りアクセサリー製作・販売 3万個達成、販売額450万円堀町 元「ドリーム」にて菓子工房試行
〇1995年 酒門町に「くれよん工房設立」。お菓子のくれよん工房開所 開所式6月18日
〇1997年 ワークス運営事業補助対称小規模作業所となる。
〇1997年 7月5日 福祉の店「ポレポレくれよん工房」ひたちなか市表町に開店
〇2002年 11月27日 社会福祉法人くれよん設立認可。12月8日設立登記。
〇2006年 障害者自立支援法への対応検討のため「経営会議」設立。
〇2007年 3月 2階増設 建物延べ面積約200㎡
〇2007年 自立支援法に移行。就労継続支援B型 定員20名「ポレポレくれよん工房」を他の法人に移譲。
〇2008年 多機能型事業所に移行(就労継続支援B型 定員20名、就労移行支援6名)
〇2009年 就労移行支援定員12名に増員
〇2011年 元吉田町に新くれよん工房を建設、平成23年1月22日オープン
〇2017年 就労移行支援定員6名、就労継続支援B型40名
〇2020年 くれよんカフェを建設し、カフェの運営を行う